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たまごの豆知識

血玉をたべてもいいの?

けんぞう先生のたまごゼミナール

卵の内部に多量の血液が混入した血玉は、卵選別包装施設の衛生管理要領や鶏卵の取引規格では食用不適卵に分類されています。喫食にはどのような影響が考えられるのでしょうか。

血卵って米粒のように小さな血が混じった血斑卵と多量の血液が混入した血玉卵とがありますが、どうして血玉卵の方は食用不適卵として扱われるのでしょうか。
僕は血斑卵なら気にならないけど真っ赤に染まった血玉卵だとさすがに抵抗がある方かな。

肉斑を血斑と誤解されることも少なくないようだから、勘違いには気をつけたいね。
卵には賞味期限が設定されていることをみなさんは知っていますよね。
さてこの賞味期限は何を根拠に決められたのでしょうか。
第5回で教えて貰いました。「生食できる期限」ですよね。もし期限を過ぎたら加熱すれば問題なく喫食できるとラベルには書いてあります。
卵黄膜が時間と共に弱くなり卵黄内の鉄などの栄養素が卵白に漏出すると、卵白にサルモネラがいた場合に増殖の引き金になるんですよね。
もしかしてサルモネラにとっては卵黄だけでなく血もごちそうなのでは?
いいところに気づきましたね。
血玉が食用不適卵なのは、万が一内部が汚染した場合に細菌の増殖のリスクが高いというのも理由のひとつでしょう。
ハンフリー先生の理論を理解していれば、血玉がなぜ食用不適卵なのかも納得のいく説明ができますね。